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逆光

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カテゴリ:Review( 15 )

BANFF

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たつおアニキにチケッツ頂いたんで前半のAプログラムを見させて頂きましたんでインプレをちょこっと。

過酷で長大なエクスペディション冒険記録ではなくて、様々なスポヲツや暮らしぶりなどを通して自然の美しさ、人間の営みや活力の根源などにスポットを当てたショートフィルム群で、それぞれの優れた映像表現方法により思わず手に汗握ったり、スリリングな浮遊感を味わったりの楽しい2時間でした.字幕の翻訳が優れているのか心に残る台詞がたくさんあり、たいへん勉強になり申した。会場の音響は少々プアで残念.

残りのBプログラムが2時間後と間が空いてるので帰りましたが、一度に全て見たかった気も。AB通しで1200~1500円ならグッド、2000円はややエクスペンシヴな印象。

上映も各一回だけでなしに土日で計4回くらいを街中でやってくれたら最高ですね.内容は一級、字幕も良いのでもっとたくさんの人に見てもらえるように工夫する必要がまだまだあると思いました.是非ともyoutubeで全編フルHDで放映を希望します. http://www.banff.jp/
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by atkdesign | 2009-11-28 21:38 | Review

帰ってきたレヴュー Revisited

e0023872_2212359.jpgブラインドネス フェルナンド・メイレレス監督 2008 ★★★
前評判が極端に分かれていたので、興味珍々のところにちょうど良く映画の日と言うことで。
突然失明する感染症の流行で巻き起こるクライシスを舞台に、人間の本性を描いていらっしゃるわけです。
とても映画らしいコンパクトなストーリーテリングであれよあれよと話が進み、「要は、〜だよな!」みたいな結論の持ってこられ方は俺的には若干ゲップがでる感じ。でも、ピンぼけを巧く活用した鮮明でない絵づくりや、ハイキー・ローキーでメリハリのある場面カット、耳に飛び込んでくる音響の立体感(それに頼らざるを得ないシーンもあり)は楽しめると思います。
そのかわり嗅覚と味覚に関する表現はほとんど省略されていて、どれもこれもとはいかなかった模様であります。(追記:そういえば登場人物の名前すらない)

日本人俳優は2人で★★★を分け合いなさいと言ったとこか,わりかし良かった。しかしあえて苦言を呈するならば,佳乃ねいちゃんは思いきって露出するべきだったと思う。やっとのことで眼科医の家へ戻り、女性陣が雨のシャワーを一緒に浴びるシーンで、なにを勿体ぶってんだかカマトトぶりやがって!誰がこういうとこマネジメントしてるが存じ上げませんが,ここでパァンとね、生の実感や喜びなど表現してやりゃいいのに、勿体ない。黒髪や華奢な体つきが映えてさぞや美しかっただろうなと。

そんなこんなで若干の不満を抱えつつも,深遠な問いかけのある味わい深い映画であると思われます。でも2000円払って彼女を連れていくのはいかがなものかというシーンもあるので気をつけられたし。
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by atkdesign | 2008-12-01 22:03 | Review

たまにはレビュー

ボーン・アルティメイタム (2007米) ★★★★★

俺だって最新作みるんだぞとエントリィ
不覚にも前2作を地上波で見てしまったために、悔しいがプローモーションに乗っかるカタチで鑑賞したけども、アクション映画が好きなので存外楽しめました。
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アクションシーンは迫力あるブレやクローズアップ、音響により臨場感たっぷり、速すぎて目が追いつかず。できれば座席は後ろの真ん中がお勧め、前の方だと人によっては酔ってしまうかも。俺は思わず脚が突っ張らかっちまいました。

劇中のCIAの世界傍聴・監視システムですが、だいぶ脚色してるんだろうけど怖いなぁと思うと同時にそれに任務として関わる人物たちに注目、なんでこんなもんが必要になったのか、根本について思い巡らせたり。

どうでも良さげなことですが一応メモ。
1.ニッキーことジュリア・スタイルズ、この娘は伸びる。(たぶん)
2.モロッコの雑踏でボーンに写メしてるヤツ発見、真面目に仕事しろよな。
3.トラ車にもっさいタンクシート付けたヤツの車種は何だろう?Montessa?
4.ステアケースは負けるがジャンプは勝てそう(嘘)
5.ポール・グリーングラス監督は以後監視対象とする

帰りにボーンとしてエスカレィタムに乗ってたら間違ってまた登って戻ってしまった!俺にはもうスパイ活動は無理かもしれん。。。(←正しい楽しみ方参考例)
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by atkdesign | 2007-11-14 17:27 | Review

帰ってきたレヴュー

e0023872_19343091.jpg東京日和(1997)★★★

写真家の荒木経惟と陽子夫人をモデルにした竹中直人監督の作品。全く予備知識無しで観ると単なる難解なメロドラマにしか見えず、ややもすると説明不足の感は否めず。私小説や写真集を合わせて鑑賞すると奥深い作品であろうなと推察。
時間軸が行きつ戻りつしながらのストーリー進行でしっかり観ないと最後にグッとこないかも。
柳川の地は黄泉の国であり、三途の川を旅する二人のメルフェンに富むシーンは幻想的でよかったと思います。俺の場合は写真を撮るという行為について思いを巡らせたりして、観る人によって見方や深度が変わるような気がします。

e0023872_2055155.jpg太陽と月に背いて(1995)イギリス ★★

19世紀フランスでの、破天荒で若く美しい新進の詩人アルチュール・ランボーと酒乱で内向的な性格を併せ持つポール・ヴェルレーヌの男同士の愛物語。デカプリヲは演技が上手いなぁと感心しつつ、真の主役であるヴェルレーヌ役のデビッド・シューリスに注目、混乱と矛盾を熱演してて見応えあると思います。
ヴェルレーヌの若妻に対する暴力シーンがね、どうも苦手かつ印象深かった、妊婦なのに放り投げたり、枕元に土足の靴を放り出したり、赤ん坊の入ったカートを壁に向かってぶん投げたり。イギリスの、女性監督ってあたりは関係あるんですかね。
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by atkdesign | 2007-10-28 20:44 | Review

いヴ

メトロポオルビデヲ文庫より怨念レコメンドをば。

e0023872_2033424.jpgそれから(1985 日)★★★
夏目漱石の小説を森田芳光が監督した名作。
なるほど台詞回しは美しく、モダンな明治時代を精巧に再現されていて素敵です。
藤谷美和子の演技は素晴らしく感動するべき。女性の弱さや儚さを熱演、仕草に目を奪われることもしばしば、天才でしたね彼女わ。
松田優作のボソボソ喋りは聞き取れんので減点。
映画で「美しかった日本」を体験してみるのも一興。

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サム☆サフィ(1992 仏)★★★
90年代のフランスにおけるジプシー生活、ポップアート、セクシュアル、アブノーマル、AIDSなどからめつつ「フトゥーの生活」を目指して行くねーちゃんの物語、まずは主演のオーレ・アッティカの肢体に圧倒されよう。明るい映画らしい映画でわりと好きです。

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なまいきシャルロット(1989 仏)★★★★
主演はシャルロット ゲンズブール
13歳の生娘がとある夏に繰り広げるやっかいな物語。
彼女の荒漠たる苛立ちと不安定さはいわゆるお年頃と言っちゃえばそれまでだけれども、親父、家政婦、兄、級友、てんかん持ちのルル、見慣れた街、7月の暑さのなか現れた同い年の天才ピアノ少女、流れ者の青年らとの交流で一気にデビュー!!でわなくて少女の羨望、嫉妬、葛藤、迷いなどが丹念に描かれていて、ややもすると羊の集団に囲まれそうになるので注意、脇役のルルがいい味出してて参りました。
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by atkdesign | 2007-09-10 20:43 | Review

いまレヴ

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トレイン・スポッティング(1996英)★★★★

主演はユアン・マクレガー、いわゆるファッショナブル・ドラッグ青春映画ですが昔見たときより物語の臨場感が薄まり、逆に「大人の選択肢」に共感を覚えてしまうのは俺が加齢したからなんでしょうかね、だとしたら悲しい。でも仕方あるまい。
けどもこういうベンチマーク的な映画があれば見返すたびに感じ方が違うってのが旧作巡りの面白いと思う所であり魅力でありましょう。
ドラッグ・ダメ!ゼッタイ!!(日本政府)

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タクシードライバー(1976米)★★★★

主演はロバート・デ・ニーロ、都会の情景や孤独、退屈感の描写がリアルで、無力感を伴う屈折した正義感ってヤツは、すべからくヤロー共を切なくさせることでしょう。怒りと暴力は昔も今もそこかしこに転がっており、時としてヒロイズムとテロリズムがごっちゃまぜになって暴発する事件は後を絶ちませんねぇ。まぁ、当初好みの分かれる映画ほど後年見返すと面白いと思われます。ジョデー・フォスターが若すぎてずっこけてしまいました。
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by atkdesign | 2007-09-02 21:34 | Review

いまさらレヴー

またまたまたまたメトロポオルビデヲレンタルより

e0023872_6325093.jpg湾岸道路(1984)★★★ 片岡義男 原作の角川映画で草刈正雄と樋口可南子が競演、二人の関係性と絡めてバイクが描かれておます。言うまでもなく樋口可南子は美しく、草刈正雄はハンサム。だがしかし長い台詞を彼に与えてはならない。彼は無言の仕草や表情で魅せるアクタァだからだ!(断言)

片岡ワールドをうまいこと映像化してるけど、テーマ曲の交響曲(?)はミスマッチ、日常から逸脱するツールとしてのバイクはいささかステレオタイプながらもやっぱ心打たれてしまうのはいたしかたあるまい。あ、バイク直さなきゃ。
それにつけても樋口可南子は美しい。

e0023872_6375797.jpg鬼畜(1978)★★★★ 松本清張の原作を映画化、緒形拳と岩下志麻の熱演は見応え大有り。真夏の暑苦しさのなか繰り広げられる愛憎、善悪、麻痺、葛藤はナイスな音楽と相まって手に汗握る。脇役陣も豪華で目が離せずあっという間の110分はお見事でござんした。

今回は素敵な脇役陣にスポットを当てたい。妾役/小川真由美:迫真の演技に凄みあり。印刷工/蟹江敬三:ランニングシャツが似合う胸板有り。警官/田中邦衛:もみあげに勢い有り。婦警役/大竹しのぶ:やっぱ天才、しかも肉感有り。

2作品通して人間のエゴイズムについて深く考えさせられたり、俺ならどーすっかなとか、感銘が後に引く良作でごぜました。
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by atkdesign | 2007-08-02 06:36 | Review

まとめてレヴュー

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双生児GEMINI 1999 ★★
江戸川乱歩の原作を塚本晋也が監督・脚本・撮影・編集の4役を担当とのこと。乱歩ワールドをうまいこと映像化しているなぁと感心したサイコサスペンスカルトムービー。登場人物がみんな眉毛が無いので親近感が湧いたんですけど・・!

本木雅弘の怪演とりょうの髪型に目を奪われがちだが俺の場合はコスチュームがおもせかった。貧民窟の住人達はカラフルグランジとも言うべきか。


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Ro.Go.Pa.G 1963 ★★★
4人の映像作家の巨匠が集って製作されたオムニバス。それぞれ短編なので、さくっとしたストーリー展開。風刺の効いたイタリアンユーモアを堪能しよう。

俺的には1話と4話が好みかな、けっこうブラックなテーマだったりしておもせぃですよ。それにしてもレアな映像、さすがメトロポオルヴィデオレンタル。


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悪徳の栄え 1988 ★★★
マルキ・ド・サドの原作を実相寺昭雄監督が映像化。
期待通りのアングラな画づくりと耽美的で変態チックな展開はまさに怨念ワールド。虚構と現実が混濁して行く有り様はきっと誰しもあるんではないかと。

理解を超越したからと言ってメトロン星人の登場を期待してはならない。俺的には凝ったライティングがとてもおもせかったっス。
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by atkdesign | 2007-07-22 02:07 | Review

またまたレヴュー

e0023872_1335741.jpg山師トマ(1965フランス)★★
第一次世界大戦中の物語で、虚言癖の青年トマ、戦場をまるで劇場のように捉えるセレブの母娘、頭の固い伯爵の織りなす戯曲のようなモノクロ映像はややもすると欠伸を誘う。
個人的にたてがみを炎に包まれながら疾走する馬がなぜか強烈に印象に残った。照明弾が降り注ぐ中、残された唯一の真実に向かって行き、絶命の瞬間すら死んだふりをしようとするあたり、もちっと丁寧に見せて欲しかったなー。やっぱ原作を読み込んだ方がたのしめるのではないかと思われますた。
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by atkdesign | 2007-07-07 02:06 | Review

いまさらレヴュー

大好評メトロポオルレンタルビデヲよりe0023872_17391632.jpg
ダメージ(1992)★★★堅物のおっさんと魔性の女が織りなすアンビバレンツな、いわばありがちな愛憎劇。
どっかで見たことあるこの女優は「存在の耐えられない軽さ」のジュリエット・ビノシュ、哀愁漂わす雰囲気がたいへんよろしいが「魔性の女」イメージはちとはてな。物語はフランスもの特有の冗長なとこもなく良し。
ふむふむだいぶと俺のルーティンと違うなぁとかいう感想はさておき、ルイ・マル監督の社会的立場のある、成熟したオスにおける、ふとした「隙」や「魔」を赤裸裸に描き出しており、どうしようもない押し流され感にオスの弱さを突きつけられる思い。
字幕:戸田奈津子なのであまり台詞回しについては言及を避けるとして、ここはひとつ興味深いメタファーを取り出していきたい。

・定時で家に帰り、居間を見回した時にふと途切れる音楽
・末娘の時折見せる冷酷な視線と招かれたBFの様子(わかりにくいかも)
・事件後自虐する妻の罵倒と翌朝の行動(奥様ってたいへんですね)
・ラストシーンの主人公の所作と服装(単に没落ってだけでなく)
・壁一面に貼られた写真とその中の表情と椅子の位置

「魔性」ってのは特定の人が持ち合わせているのでなく、実は誰でも持っていて、満たされぬ想いどうしが惹き付け合わさって、結果そういう風に感ずるのかもしれんなぁと思った次第でごわす。  教訓:どうあれなんであれ相手のせいにしてはならん。
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by atkdesign | 2007-07-03 18:59 | Review