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逆光

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とある苦手を克服する記録 4

前回の説明で理屈が分かったと思うので、今回は作業のスピードアップについて話しておこうかなと。提示するキーワードがぞんざいな印象があるかも知れないが,気にしないで欲しい。

「空荷で帰ってくんなっコノ」
両手、両足をフル活用し、無駄な作業を省き、遊んでいる身体の部位を減らすことを指している。手は行き、戻りともに何らかの作業を分担して行ない,休ませてはならない。
例1:膝でビード押さえながらタイヤレバーは二刀流、口は「落ち着け〜自分〜」を唱和など
例2:右手でムシとムシ回しを回収しつつ左手はビードストッパーナットの手締め開始など
例3:脚の甲でタイヤを下から支えつつ、左手でシャフトを押し込みつつ右手はナットと工具を同時に回収しつつ・・

「道具と一体にならないとだめなんだっつーの」
道具を使う理由と特性を理解する必要がある。その形状の必要性、効果を知ろう。微妙な先端形状に作業効率を飛躍的にアップさせる秘密があったりする。興味を持って、その上で自分にあったカスタマイズをすれば良いと思う。レバーが「ばいーん」と戻るのには理由がある、不運ではない。

「習うより慣れろッコノ」
各ジャンルの名人はすべからく気の遠くなるような反復練習の末に技を体得していることから、予期せぬ状況になっても落ち着いて対処できる。場数を踏んだだけ想定範囲が広い。正しい知識をもとに自分の「型」をつくりあげる過程で、だんだんと広げていけば良い。タイヤチェンジャーの前で実家に帰ってきたような「心の落ち着き」があれば申し分ない。

「欲張んなっつーの」
時間に追われて焦っているとついつい欲張って遠目にレバーを差してウンウン唸りながらめくろうとするのは良くある光景である、視野狭窄の罠にはまってはならない。素早く細かく確実に行ないたい,仮に遅れたとしても他の作業をスムーズに行なってリカバリーすれば良い。

古タイヤで練習を繰り返して手順が身に付いてから、本番タイヤを装着しよう。新品どうしのタイヤとムースの入れ替えは作業が正確でなければならないので、初心者は苦労すると思われる。聞きかじりの知識で取り組めば、リム,ムース,レバーを痛めて泣きを見る。

「ホイールの脱着を侮るなっつーの」
せっかく素早くタイヤ交換ができても脱着でまごついては元も子もない。成果を得るためには前後の作業も重要となる。あらゆる不安要素を解決するためにあらかじめ対策を行なう。
例:シャフト通路の面取り→シャフトのスムーズな脱着
例:ナットを素早く緩める工夫→専用工具化、スプラインのメンテナンス
俺はここでもしっかり練習したよ。作業に適した姿勢を見つけ出し,その「型」に周辺を最適化した。 (例:スタンドの高さなど)
ラチェット工具に依存し過ぎてはならない。戻りストロークが無駄だからだ。手回しを高速化すれば所要時間は半減する。緩め過ぎ・締め過ぎも時間の無駄、なにごとも侮ってはならない。

聞き古した言葉が羅列されていて失望されただろうが、それでもかまわない。
和尚の教えを守り,繰り返し練習したおかげで当初リヤのみ20分が前後で12分前後でできるようになった。いい歳して感動したよ。弱みが,強みに変化した瞬間、悟った。「やればできるのだ。」それだけである。ボーナスポイントなんざ、どうでも良い。それより大事なことがある。

15分以内でタイヤの前後交換をする行為は、いわばタスクモデルであって、目的ではあっても本質ではない。困難に立ち向かう勇気の有無、達成までの過程における気付きこそが重要だと思う。あとは良き師匠と競い合える仲間との出会いかな、馴れ合いは無用。やりたくなければやらなきゃ良いし,できないからと言ってさほど悲しむ必要もない。でもさ、なんかくやしくないすか?差がつくとすればその辺かなと思う。仲間とゲーム感覚でやってみれば良い。

されどできないより、できたほうがよい。なぜなら、次に続く若者に伝えることができるからだ。自称本格派庶民的底辺ライダーの俺でもできる、だから君にもできるよ。
最後に今年のSUGO 2Days Enduroのワークタイムで15分以内にタイヤの前後交換できる女性が複数出現することを予言しておくよ。 おわり
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by atkdesign | 2006-03-04 20:14 | Suggestion
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